7.あなたが苦しみ、思い悩む本当の原因とは?

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6.批判や否定をするたびあなたの刑期が長くなる

あなたが苦しむこと、何かを問題だと判断して思い悩むこと、不快だと判断できる感情と戦うことなど、あなたの人生の問題だと判断できることの本当の原因は何か?

それは、”私”という考えだ。「これが私」という信念を持ち、その刑務所に入ることであらゆる苦しみ、問題が発生する。

これが私という信念は、あなたがあなたのことを、映画の登場人物だと思い込むことだ。名前のついた体を持って、考えを持ち、感情を感じるキャラクターを自分自身だと思い込むことだ。

映画の登場人物にできることは限られている。自分の自由になることは何一つない。なぜなら、映画の台本通りに演じる他何もできることはないからだ。それは制限や束縛を感じるだろう。しかし、どんなに制限や束縛を感じたところで、それに対抗したところで映画の登場人物は台本に描かれていること以外何もすることができない。

そして、人生で起こる様々な出来事に対して思い悩んで苦しむ。それも台本に描かれているとおりだ。

あなたが自分のことを映画の登場人物だと思っている限り、映画の内容を変更することは不可能だ。いくら文句を言っても、シナリオ通りに進んでいくしかない。

しかし、あなたはいつから「これが私」という信念を持つようになるんだろうか?

生まれた時は何の信念も持っていない。ということは、「これが私」という信念も持っていない。その証拠に、赤ちゃんは鏡で自分の体を見ても、それが自分だと認識しない。

そのまま育てば、何の信念ももたないまま全部が私という認識のまま育つだろう。しかし、そうはいかない。赤ちゃんは誰かに育ててもらう必要がある。そして、その誰かはその人が信じていることを話す。

世の中の99%の人は、名前がついた体をもち、考えたり感じたりしている映画の登場人物を自分自身だと信じて疑わない。だから、自分のことを指すのも「私は」という喋り方をする。

赤ちゃんが育って喋れるようになっても、「これが私」という信念は受け入れられていない。なぜなら、子供は自分のことを「〜くんは」「〜は」と名前付けで呼ぶ。自分自身と登場人物を区別しているからだ。

何かしているのは名前がついた登場人物であって、自分は何もしていないということを理解している。

しかし、そんな区別は大人には通じない。大人は子供を叱る時でも何するときでも、登場人物がその人自身だと思い込んでいる。「あなたが」とか「お前が」とか「自分の〜」という言葉を使う。そして、子供は大人が持つ信念を徐々に吸収していき、そのうち登場人物が自分自身だと信じ込むようになる。

たまに大人になっても自分のことを「私は〜」と言わずに「〜は」と登場人物の名前を使って話す人がいるが、そういう人は自分自身が登場人物であると信じ切っていない。しかし、他の人からしたら違和感を感じるだろう。

さて、映画のシナリオを変更できるのは誰だろう?映画の登場人物にそれができるだろうか?それとも、映画の作者、監督だろうか?

答えはもちろん後者である。あなたが自分自身を登場人物だと思い込むのをやめ、映画の作り手だったことを思い出せば、そこに意識のフォーカスを当てればあなたはもう自由だ。見たい映画を見ることができる。作りたい映画を作ることができる。

では、一体どうすれば意識のフォーカスを映画の作り手に置くことができるだろう?次回はそれを説明する。


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