※私の世界観を探るために、私が産まれてから覚えていることを書き出しています。はじめから読む場合はこちら
私の母親はかんしゃく持ちだったのか、しょっちゅう怒りました。気分は山の天気のようにコロコロ変わり、いつも機嫌が悪くないかどうか顔色をうかがっていました。
と書きながら、今も奥さんの顔色をうかがっている節があるのでその名残だなぁと気づきましたね。
話を戻して、理不尽なことや「そんなに怒る?」ということでもよく怒られました。
一番印象に残っているのが、こたつのヒーター事件です。
こたつの真ん中についているヒーターがありますね。こたつに入っていると、足がヒマなので、それをコンコンと蹴っていたんです。それでヒーターを壊したりしたわけではありませんが、母親はそれを注意しました。「やめろ」と。
でも、クセになっているのかやめられないんですね。何度か注意された後、こう言われました。
「出て行け!」
弟と2人家から放り出されました。いつもは家の周りでほとぼりが冷めるのを待っているのですが、その時は理不尽さを感じたのか、歩いて行ける距離の同級生の家まで行くことにしました。
それが気に入らなかったのか、追加で起こられたような気がします。
出て行けと言われたから出て行ったのに、出て行ったらまた怒られるという理不尽コンボですね。
印象に残っている出来事はこれですが、なんせことある毎に怒られましたね
当時の自分へ
訳の分からないことで散々怒られて、自分を表現できなくて辛かったね。たくさん自分を否定されているように感じたね。
真実は?
どの場面もそうですが、「私」が怒られて否定されたわけではなく、「中川優也」が怒られて否定されるシーンを見て、その時登場人物が抱く気持ちに気づいたというのが真実です。
そして、それを「私が怒られた」と真に受けて、「私が否定された」「私が怒られた」と感じたわけです。
自己否定から承認を得たいという承認欲求が育つきっかけになったと思います。