私もそうでしたが、親の仲が悪かったりしょっちゅう喧嘩をしていたり、母子家庭や父子家庭で育った人は、自己肯定感というか、自分の価値を低く認識していると思います。
アダルトチルドレンのカウンセラーの人から聞きましたが、小さい子供は親が喧嘩をしたりしていると、「自分が悪い」とか「自分がいるからだ。」と思ってしまうそうです。
自分という存在の価値を感じないので、自分の価値を存在すること以外で証明しようとします。
つまり、何かすることによって証明しようとするんですね。
何かできる。それも人よりもできることを親に見てもらって、自分の存在を認めてもらう。また、自分自身に存在してもいい、ここにいてもいいんだという許可を出すようになります。
私もそうだった思います。人一倍負けず嫌いで競争意識が強かったです。「自分はできる。」という自信もありました。しかし、負けること、だれかと比べて特別じゃなくなること、普通になることを極端に恐れていました。
もともと存在自体に価値を感じていないのに、価値を見出すために得た成果も失うことになると、存在していてはいけないんじゃないかという不安が押し寄せてきていたんだと思います。
もう、だいぶなくなってきましたけどね。
もし、あなたの親の仲が悪かったり、シングルで育ったりしているなら、また、得体の知れない不安感をいつも抱えているなら、あなた自身があなたの存在を認めてあげてください。
何かできるから愛するという条件付きではなく、何かできようができまいが、あなたが存在しているということを認めて愛してあげてください。
愛するというのは、そのままを認めるということです。条件をつけないということですね。
何かができてもできなくても、誰かに喜ばせても誰かに迷惑をかけても、常識を守っていても非常識な行動をしていても、どんなあなたも愛します。
「それでいいんだよ。」という言葉をかけてあげてください。
また、何かできるから、何かを達成したから、なんらかの条件を達成したから何かを受け取れるという条件付けもやめましょう。それを逆にすると、何かができるまで、何かを達成するまで、なんらかの条件を満たすまで何も受け取れないということです。
あなたがどれだけ人と比べて劣っていたとしても、あなたがどれだけ人に迷惑をかけていたとしても、世間一般の基準で最低な人間だったとしても、受け取る許可をしてください。
喜びや楽しみ、自由や豊かさを受け取っていいんだ。愛されていいんだという許可を与えてください。
それは今すぐできます。今すぐ、喜びや楽しみ、自由や豊かさ、幸せを感じてみてください。頭の中であなたを批判するような声が聞こえても、放っておいてください。もしくは「それでも私は私を愛している。」と言って、あなたが得たいものをプレゼントしてください。
あなたの存在に価値を感じ、愛して、喜んでください。何かできるからとか、何かを持っているからではなく、あなたがそこにいることに。
1件のフィードバック
ありがとうございます。
とても救われました。
自分が思う以上に愛が足りてないことがよくわかりました。
自分を愛する感覚、愛される感覚がいまいち分からないですが、自分なりに精一杯愛してあげようと思います。