#知られざる欲求のゴール
「何かが欲しい」「こうなりたい、ああなりたい」という欲求がやってきます。その欲求を満たすために行動を取ったりとらなかったりします。
例えば「喉が渇いた」というのも欲求です。この場合、水などの飲み物を飲むという行動がとられます。飲み物を飲み、喉の渇きが癒されます。そうするとどうなりますか?もう飲み物を飲む必要がなくなりますよね。
お腹がすいたというのも同じです。食べ物を食べます。お腹いっぱいになったらもう食べ物を食べる必要がなくなりますよね。
何か欲しいものがあってそれを手に入れるというのも同じです。手に入れたらそれを手に入れる必要がなくなりますよね。
このように、あらゆる欲求のゴールは「それをしなくてよくなること」です。あまり意識されることはありませんが。
ということは、ありとあらゆる欲求が満たされたらどうなるのでしょうか?
何もしなくてよくなりますよね。欲しいものもないしやりたいこともない、必要なものもないなら、もう何もしなくてよくなります。
あなたが今持っているすべての欲求を満たしたり、全部の願望を叶えたら、あなたはもう何もしなくてよくなります。
じゃあ、この何もしなくてよくなる状態、つまりは何もしない状態はあなたの欲求を全部満たしたり、全部の願望を叶えるまで辿り着けない状態なのでしょうか?
そんなことはありません。何もしない状態は今すぐ実現できます。何かを得るために何かをするという行動をやめればいいのです。完全に満たされた状態です。
その上で何かするとしたら、何かを得られるからとか失わないからとか、何かになるとかならないとか、そういうのを抜きにした純粋に「したい」と感じることでしょう。
でも、あなたの思考はこういうでしょう。「いやいや、まだあれも手に入れてないしこれも実現していない。それなのに完全に満たされるわけないじゃないか。」と。
よくわかります。でも、あなたの思考が「まだあれが欲しい。これを実現したい。」と言う前、あなたはあれが欲しいと思ったり、これを実現したかったのでしょうか?その思考がやってくる前からそう感じていたのでしょうか?
もしそうでないなら、あれが欲しいこれを叶えたいと言っているのは、あなたじゃなくて思考が言ってるだけじゃないですか?すべてであるあなたが何かを欲しがったり、実現したいと思うでしょうか?
もちろん、何かを欲しがったり実現したいと思うことが悪いことではありません。それをしたいならすればいいと思います。しかし、必ずしもそうする必要はないということを覚えておくと執着になりにくいです。
全部あなたの表現ですから、見るもの聞くものあなたです。すでに全部持っていると言い換えることもできます。
さらに、すべての欲求や願望を叶えた状態に今すぐなれるのですから、それを欲求や願望を叶えるまで延期する必要もありません。
何も実現する必要がないとわかれば、何も実現する必要がないようになっていくでしょう。つまりは、全部の欲求や願望が実現した状態ということです。
P.S ムラムラしたらシコればいいということです(笑)