真実を語るチンコ映画

「え?これ観たいの・・・?」
と驚き混じりに子どもに返事をしました。

AppleTVを操作して、何か面白い映画がないか探していたときのことです。
黄色い背景に擬人化されたソーセージのパッケージが目につきます。
「なんだろう・・・」と気になったので予告編を見てみることにしました。

予告編では、スーパーに並んでいるソーセージをはじめ野菜やパンが、人間に買われた後残酷な扱いを受けるシーンが描かれていました。
「うわ〜、なかなかグロいなぁ」と思っていたら息子と娘が「これ観たい!」と言います。

映画の説明を観ると15禁の文字が。。。
でも、私も気になったのでレンタルして観てみることにしました。

ただのアホな映画かと思ったら、これが世の中の真実を語っているようでとてもよかったです。

まず、スーパーに並んでいる食材たちはあることを信じています。それは、人間に選ばれたら天国に行けるということです。そのため、開店と同時に歌を歌ったり、あの手この手で人間に選ばれるためにアピールをします。

主人公のソーセージもそうでした。人間に選ばれたら天国に行けると思い込んでいました。しかし、なんやかんやあって、それは違うのではないかという疑いを持ち始めます。つまり、違う真実を信じ始めたということです。人間に選ばれたら天国に行くのではなく、逆に地獄に行くのではないかと。

そして、その証拠をつかみます。人間に選ばれたら天国に行けるというのは、食材の中のあるグループがでっち上げて信じさせた話だということを知ります。

それを知ったソーセージは声高らかに他の食材に真実を伝えます。しかし、他の食材はソーセージの事を信じません。ソーセージは「あいつは頭がおかしいんじゃないか?」という扱いを受けます。

それからなんやかんやあって、少しずつソーセージの事を信じる食材が現れ、買い物に来ている人間をやっつけようとします。少しが大勢になり、ついには全食材が協力して人間をやっつけてしまいます。

ラストのシーンも衝撃でした。人間をやっつけた後、まだ衝撃の事実があると賢者的役割のあるキャラクターが話します。「この世界、私もお前も人間が楽しむために作り上げられたもので、実体ではない。」と。

さて、これらの話のどこが世の中の真実を語っていると感じたか。

まず、ある特定の人々のメリットのために事実ではないことをでっち上げられ、それを信じ込まされるというところです。

そういうことはたくさんありますが、お金の分野で言うと「得られるお金には制限がある」「お金を稼ぐためにはいやなことでもして一生懸命働かないといけない」「ありとキリギリスの話」が代表的なものです。みんなそれを信じています。なんのために?資本主義という体制を維持するためです。

みんながみんな「お金なんてしょうもない。いらね。」と思ってしまうと資本主義は成り立ちません。そうなると困る人々がたくさんいます。そのため、「お金は大事だ〜。お金は大事だ〜。お前なんかよりお金は大事だ〜。」ということと、「一生懸命働いて倹約し、お金を貯めていけば悠々自適な老後、つまり天国が待っている」「たくさん勉強していい大学に入り、いい会社に国家公務員になれば天国にいける」というウソを信じ込ませます。これらはウソですが、信じている人の方が圧倒的に多いので今の世の中では真実だとして扱われています。

しかし、それをウソだと気づく人もいます。その人たちは他の人たちに「そっちじゃないよ!こっちだよ!」と言います。しかし、大多数の人は「はぁ?あいつ頭おかしいんじゃないの?」といって相手にしません。
それでも、少しずつ信じてくれる人が現れ、真実が入れ替わります。

これは地動説もそうですね。地動説を支持したガリレオ・ガリレイは有罪扱いされましたが、今では地動説が真実となっています。

大多数の人が信じているからといって、それは真実ではありません。では、何が真実か?それは人それぞれ違います。その人にとっては信じたことが真実になります。では、何を信じるか?あなたが信じたいことを信じればいいのです。それがあなたにとって心地いいものかどうかが判断基準です。

あなたにとって心地いいものを信じましょう。「お金は無限にある」と「お金には限りがある」、どちらがあなたにとって心地いいですか?「やりたいことをやればお金は入ってくる」と「いやなことでもして働かなければいけない」、どちらがあなたにとって心地いいですか?「今を満たせば将来も満たされる」と「今を犠牲にしてでも将来を満たさなければいけない」、どちらがあなたにとって心地いいですか?

そして、最後のシーンです。これは人間が楽しむために作り上げられたアニメというものである。そのため、私もお前も実在していないというシーンです。
これもどうやら真実のようです。私たちが目に見えるもの、触れるもの、聞こえるもの、何一つとして本当は実在しておらず、ホログラムのようなものだということです。

先日、何かで見ましたが、バンクオブアメリカが出しているレポートによると、50%の確率で私たちの現実は仮想現実だということです。

50%っていうのは結構な確率ですよね。普通に生活していると、そんなことはつゆほども考えませんから。でも、これは昔からブッダなんかが言ってきたことですね。

すべてが実体なく幻想だとすると、目の前に見えているものを変えようとしても変わらないことに説明がつきます。映画の内容を変えたければスクリーンではなく、フィルムを変える必要があります。

そんなこんなで、このチンコ映画はとてもいい映画でした。是非一度観てみてください。ただし、ラストの方はとんでもないシーンがあるので、お子さんと一緒に観ない方がいいですよ。

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