ザ・シェフ

「え?なにこれ?おもんな・・・」
その物語を読み終えた後の正直な感想です。

昨日、奥さんと一緒にラーメンを食べに行きました。年季が入った店で、食べログ情報によるとここで30年以上営業している店とのこと。
ガラガラッと引き戸を開けると、「いらっしゃいませ。」と、とても温かみあふれるご主人が出迎えてくれます。

メニューはシンプルだったので、選ぶのには困りませんでした。私は味噌チャーシュー麺を奥さんは焼きめしを注文。できあがってくるのを待ちます。

奥さんの背後には漫画を並べてある棚が。料理関係の漫画がたくさんありました。ご主人が本当に料理好きなんだなということがうかがえます。

私は漫画を取ってくれとは頼みませんでしたが、奥さんが一冊取ってくれたのでそれを読むことにしました。「ザ・シェフ」という漫画です。手塚治虫のブラックジャックのシェフ版といった感じでしょうか。フラフラ旅をして、依頼があれば高額の報酬と引き替えに完璧な仕事をするという主人公とその弟子の話です。

その漫画の総集編というかベスト版みたいな位置づけの本でした。1ページ目から読み進めます。話は、こんな感じです。
北海道のある旅館に年1回特別な料理を作る日があり、その料理でリピーターをたくさんつかんできた。しかし、その料理は今まで外部の腕の立つ料理人にその時だけ来てもらって作ってもらっていた。しかし、その料理人が病気で倒れたので困っている。そこへ、ザ・シェフが近くに来ているということで、代わりに料理を作ってくれないかと打診します。しかし、ザ・シェフの要求する報酬を支払えない旅館は、弟子ならどうかと弟子に代わりに料理を作るよう依頼するという流れです。

弟子に依頼をするところまで読んだ私はこう思っていました。
「弟子にやらせるけど結局ダメで、ザ・シェフが出てきてという展開になるんだろうな。」と。そんな風じゃなくても、「これは一悶着ありそうだな。」と思っていました。

しかし、読み進めると弟子が一度作ったメニューを旅館の料理人に却下されるという件でわずかな悶着はあったものの、弟子がそのまま完璧に仕事をしてしまうという流れでした。

要は、山あり谷ありがなかったということです。物語がすんなり進んで、終了。そこに「え?おもんな・・・」と思ってしまいました。

人生は映画だとかゲームだとかによく例えられますが、これは私たちの人生にも言えることだと思います。何の山も谷もなく、何の障害もなくただひたすら目標や願望が実現していくと、そこには何の面白さもありません。
もちろん、今あなたがなかなか願望が叶わないという悔しいとかもどかしい経験をされているなら「そんな人生になれば最高じゃないか!」と思われるかもしれません。でも、そればっかり続いてしまうと何の面白みも無くなってしまうのではないでしょうか?

漫画とか映画とかゲームだけではなく、人の経験談などを聞いていてもそうですね。何の苦労もなくただ順風満帆に生きている人の経験談を聞いても「へぇ〜。」で終わりです。しかし、山あり谷ありの波瀾万丈な人生を送ってきた、または送っている人の話は人を引きつけるものがありますね。

ネガティブな経験をしたときは「なんでこんなことを経験しなければいけないのか?」という気持ちになりますし、頭の中がそれで占領されてしまいます。でも、その時にネガティブな経験が私の人生をより彩り豊かなものにしてくれると思ってみる。また、このネガティブな経験があるからこそ、ポジティブな経験が際立ち、喜びも大きくなると捉えることも出来ます。こう捉えると、その経験はすでにネガティブな経験ではありません。ただの引き立て役です。ネガティブな経験を前向きに体験することが出来ます。これができるようになると、すべての経験を前向きに捉えることが出来るようになりますね。「ある」方向「満たされている」方向へ意識が向きますから、それに沿った経験をするようになります。

ネガティブな経験に感謝すら出来るようになるかもしれませんね。
P.S お金さえ払ってくれれば世界中どこへでも派遣します!というブラックジャック顔負けのプロフェッショナルさをもつデリヘルが東京にありますよ(笑)

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