お金の不安を解消できるのはどの方法だと思いますか?

こんな時、あなたならどうしますか?
あなたが家の鍵を無くしました。さて、どこを探しますか?
カバンの中でしょうか?
こたつの中でしょうか?
デスクの上でしょうか?
車の中でしょうか?
ズボンのポケットの中でしょうか?

どこを探すにしても、「そこにあるかもしれない。」と思うところを探しますよね。でも、「ない」ところにはありませんよね。
見つかるのは、「ある」ところを探したときだけです。見当違いのところを探しても見つかりませんよね。

さて、質問を変えます。
あなたはお金の不安を解消したいと思っています。言い換えると「安心したい」ということですね。その安心をどうやって得ますか?

お金を節約しますか?
コスパを考えてお金を賢く使いますか?
お金を効率よく運用しますか?
お金をたくさん稼ぎますか?
お金をたくさん貯めますか?
将来の収支計画を立てて計画通りに生きますか?

さて、これらの方法でお金の不安を解消して安心を得る、見つけることができるでしょうか?

それぞれの方法について考えていきましょう。
その前にまず「安心」の定義です。Wikipediaによると「気がかりなことがなく、心が落ち着き案じることである」とあります。それぞれの方法で、この状態を達成できるかどうかですね。不安を解消する=安心とします。

お金について気がかりなことは大きく分けるとこの2つです。
・十分なお金が入ってくるだろうか?
・不意な出費が発生しないだろうか?

まずは、お金を節約していくことでお金の不安を解消できるか?ということです。お金を節約することで気がかりなことはなくなるでしょうか?

無くなりませんよね。節約したところで十分なお金が入ってくるかどうかは分かりませんし、不意な出費が発生しないとも限りません。

ということで、お金を節約することでは不安を解消するはできません。

次に、コスパを考えてお金を賢く使うことです。コスパを考えてというのは、限りある資産を有効に使おうという事の現れですね。これでお金の不安が解消されるでしょうか?コスパを考えてお金を使っているから大丈夫!と胸を張って言えるでしょうか?

言えませんよね。いくらコスパを考えてお金を使っていても、来月には収入が減っているかもしれませんし、不意な出費を防ぐわけでもありません。

ということで、コスパを考えてお金を使ったところでお金の不安を解消することはできません。

その次、お金を効率よく運用することです。これは考えるまでもないですね。運用すること自体が結果が予測できず「気がかり」なことになるので、お金の不安を解消することはできません。

その次、お金をたくさん稼ぐことです。この方法は期待できそうですね。しかも、これからたくさんお金をたくさん稼げるかどうか分からないという状態ではなく、すでにお金をたくさん稼げているという状態で考えてみます。さて、お金をたくさん稼ぐことでお金の不安を解消できるでしょうか?「私は年収3,000万円あるからお金の不安なんて一切無い!」と胸を張って言えるでしょうか?

言えませんね。来月も月200万、300万円稼げる保証はどこにもありません。自営業や経営者なら、何かのトラブルでいきなり事業が立ち行かなくなることなんてよくあることですし、大企業の役員だったとしても、いきなりその企業が倒産の憂き目に遭うかもしれませんよね。JALとかそごうとかリーマンブラザーズとかアリコとか。金融や不動産の投資で稼いでいるという人は、それがおじゃんになったら終わりですよね。

ということで、たくさんお金を稼ぐことでもお金の不安を解消することはできません。

その次、お金をたくさん貯めることです。これも期待できそうですね。現金をたくさん貯めるとしましょう。では、あなたが宝くじに当たって10億円を手に入れたとしましょう。これは相当安心感がありますね。もうお金のことなんか考えなくてもいい、いやなことして働かなくてもいいんだ!そう思いますよね。これで、「お金の不安なんか無い!もう大丈夫だ!」と胸を張って言えますね。

でも、そのお金の価値が吹き飛んだらどうでしょうか?ハイパーインフレが起きて、10億円の価値が1万円くらいになったとしたら?お金の単位が「円」ではなくなったとしたらどうでしょう?デノミネーションといって、通貨の単位を変更することです。日本は昭和21年にデノミネーションしていますね。結構最近の話です。他にも、大きな国だとフランスやドイツ、韓国、アルゼンチン、中国でも行われています。

残念ながら、お金をたくさん貯めても資産をたくさん築いても「気がかり」はなくなりません。気がかりが小さくなることはあっても、無くなることはないのです。

では最後です。将来の収支計画を立てて計画通り生きることです。これも期待できそうですね。しっかりと計画を立てることで「気がかり」を無くしていけそうですね。あなたが勤務先の給与体系をしっかりと分析し、何歳の時にいくらもらえるかを退職まで計算し、退職金もしっかり計算し、もらえる年金もきちんと計算しました。収支の計画もたて、毎月きっちり計画通りに使うことにしました。不意な出費については不意な出費用に少しずつ積み立てることにしました。不確定要素の運用には取り組みません。

さぁ、これで完璧ですね。いくらお金が入ってくるかも分かっています。いくらお金が出ていくかも分かっています。これで安心できますね。おめでとうございます。

では、安心したあなたに質問です。「その通りになる保証はどこにありますか?」
勤務先の給与体系を調べ上げたところで、それが退職まで変わらない保証はありますか?その勤務先があなたが退職するまであり続ける保証はありますか?会社が不景気の憂き目に遭ってボーナスがカットされない保証はありますか?年金の受給額を計算したところで、その計算式が変わらない保証はありますか?不意な出費が積み立てた金額以上に発生しない保証はありますか?

いくら計画を立てたところで10年先どころか1年先でさえどうなっているか確定していません。いくら完璧に計画を立てたところで「この通りにいくんだろうか?」という気がかりは消えません。

ということで、将来の計画を立てることでもお金の不安を解消することはできません。

読んでいただいて分かっていただけたかと思いますが、目に見えるお金をどうのこうのすることで安心を得ることはできません。

では、どうすれば「気がかり」を無くして「安心」を得られるのでしょうか?それは簡単で今すぐできることです。

それにはまず、「気がかり」がどこから出てきているのかを知る必要があります。「気がかり」とはズバリ思考のことです。思考が気がかりとなり、不安を生み出しています。ということは、思考さえ生み出さなければ、もしくは思考が出てきたとしても相手にしなければ不安になるようなことはないのです。

そして、思考が出てこないとき。今この瞬間を生きているときは不思議と安心感があります。この安心感はどこにもいっていません。いつでもどこでも、あなたが思考を止めて今この瞬間に意識をあわせたときに出てきます。

目の前にあるお金をどうのこうのしなくても安心することができます。そしてその安心感が目の前にあるお金についても安心できるような結果を生み出してくれます。

ウソだ!と思われるなら、1ヶ月くらい真剣に今この瞬間を生きてみてください。目の前の変化にびっくりするはずです。

私は無駄なことは嫌いです。あなたも無駄なことはしたくないと思います。私はお金の不安を解消するため、安心するためにたくさんの無駄なことをやってきました。それは、この記事で紹介したようなことです。節約、コスパ、運用、稼ぐ、貯める、計画することです。これらのどれも安心感を得られないか、得られてもわずかな期間だけでした。

見せかけの安心感ではなく、本当の安心感が欲しいなら深呼吸し、思考を止めて今この瞬間を生きてみてください。

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