こんにちは、中川です。今日は「なぜお金が欲しいと思ってはいけないのか」というお話をしたいと思います。
お金を欲しいと感じると思います。私も思わないことはありません。世の中の多くの人が、お金が欲しいと思っていると思います。
しかし、お金を欲しいと思うことは良くありません。お金が欲しいと思うことを禁止すると複雑になるので、思わないようにする、もしくはスルーできるようになるといいと思います。
なぜお金を欲しいと思うことが望ましくないのかという話をしていこうと思います。お金が欲しいと思う状態とはどういう状態なのか少し考えてみてください。どういう状態だとお金が欲しいと思うのかということです。
お金が欲しいと思う状態とは、お金がないと思っている状態です。ということは、あなたはあなたが思っていることをそのまま経験するので、お金がないと思っているとお金がない状況を経験します。
お金が欲しいという考えは、お金がないという考えと同じなので、その通りのことを経験します。お金が欲しいと思うことは、お金がありませんとずっと宣言しているというような状況なので、あまり望ましくありません。これがひとつ目の理由です。
もうひとつは、お金がほしいという考えは、実は誤り、間違いです。お金はただの紙切れであって、何かの価値との引換券に過ぎません。お金自体には価値がありません。
同じ紙であれば、トイレットペーパーやノートのほうがよほど役に立ちます。お金自体は価値がないものなのです。何かと交換できるからこそ、お金は役に立つ場面があります。
では、本当に欲しいものはお金なのかと問いかけてみてください。最近私はカメラを買ったのですが、例えばカメラが欲しかったとします。カメラが欲しいからお金が欲しいわけです。お金だけがほしいということはありません。
お金を見てニヤニヤするわけでもありません。だから、お金だけが欲しいという場面はないと思います。カメラが欲しいからお金が欲しいのです。本当に欲しいのはお金ではなくカメラなのです。
では、お金が入ってこなくとも、カメラが手元に来ればいいということになります。つまり、望むべきはカメラです。お金ではありません。誰かがくれても、くじ引きで当たっても、ぽっと家に届いてもいいわけです。買わなければいけないわけではありません。買わなければいけないと思っていると、買うという手段しか思いつきません。お金が欲しいという考えはそもそも誤りなのだということです。
税金やローンの返済などで、お金が欲しいと思っているかもしれませんが、それも税金を払うことが目的です。税金を払う目的は、安心したい、すっきりしたいからだと思うので、望むべきはその感情です。
税金も借金も誰かが払ってくれるかもしれません。私は借金を払ってもらった経験はありませんが、実際、私のクライアントで大変な借金を誰かが肩代わりしてくれたというケースがあります。
お金ではなく、お金を得てどういう結果が欲しいのか、最終的に欲しい結果が何なのかということを問いかけてみると良いと思います。
お金が欲しいと思うことが望ましくない理由は以上2点です。
1つ目はお金が欲しいと思っているということは、お金がないと宣言していることと同等なので、ずっとその状況が続いてしまうということです。
もう1つは、実はお金が欲しいのではなく、本当に欲しいものが別にあるということです。