「あ、これは誰も得しないし、何一ついいことはないな。」
そう感じた瞬間がありました。
誰かに何かをしてもらったときに、口癖のように言っている言葉がありました。それは、「すいません。」という言葉です。
お店に入るとき、先に入った人がドアを開けて待っていてくれたことから始まり、誰かに何かをしてもらったときには必ず「すいません。」と言っていました。
このすいませんという言葉には、もちろん、してもらって申し訳ないという気持ちが含まれます。もう少し深掘りすると「自分はしてもらうのに値しない。」という気持ちがあります。にもかかわらずしてもらうので、「すいません。」となるわけです。
すいませんと言われた側はうれしくありませんよね。何かを人にして、相手が喜ぶとした方もうれしくなります。すいませんという言葉は喜びを生みません。そこで、すいませんとは言わずに「ありがとうございます。」という言葉を使うことにしました。
ありがとうございますは感謝を伝える言葉です。喜んでいることが相手に伝わるので、何かをしたほうもうれしくなります。
意識してすいませんと言わないようにすると、今まで自分がいかにすいませんと言ってきたかに気づけました。ということは、いかに自分が受け取ることを申し訳なく思っていたか、受け取る価値が無いと思っていたかに気づけました。
少し大きめの声で「ありがとうございます!」というと、こっちの気分もよくなりますしね。
「すいません。」というのは、自分の言動が原因で誰かに迷惑がかかったと実際に言われて、それを認めたときだけにしました。
何かを受け取るときは、ありがとうと感謝の気持ちで受け取りましょう。相手にも自分にもいいことです。
P.S そういえば風俗に行ったときでさえ、してもらうのはなんだか申し訳ない気持ちになっていましたね(笑)